ドライアイスを水につけると消えてしまうのはどうしてかな?
(補足)ドライアイスは、そのままどこかに置いておくと少しだけけむりがでる。でも、水につけるとぶくぶくとあわがいっぱい出て最後は消えてしまう。
かわいい度は4!
ケーキやアイスについているドライアイスを水に入れて遊んだ時のことを思い出したんだろうね。遊ぶ前(空気中)は消えてなくならなかった。水にとけるわけじゃないのは知っている。では、水中と空気中のちがいはなにか、と。なるほど。
実は、液体ってすごいものかもしれない。
固体と気体は「○○度以上ならずーーーっと気体です。○○度以下なら何度でもずーーーと固体です。」とスタート地点だけあって、ゴールは無限なのに、液体だけが、スタートとゴールが決められている。その範囲内でしか、その姿が保てない、繊細なヤツなんです。
ドライアイスの話。
液体でいられる範囲がものすご~~~く狭いから固体⇔気体の急な変化が起こる。
空気中に置いておくと、ドライアイスも気体になるけれど、周りの空気も冷やされて0度未満の、けっこう低い温度になってただよっている。水中だと、水はドライアイスに接する→接した所が水から熱をもらって気体(あわ)になって出ていく。水は0℃以下にはならないし、あわが上に上がるときに水が動いてコップの中で水の動きができる。
→ドライアイスの新しい面がまたぬるい水に接する→くりかえし
ただよう(≒動き少)のと動くものと接する(≒動き大)のではふれる量も違うし、影響の受け方が随分と違う。さらに、水の「熱しにくく冷めにくい」という性質もある。似たようなスピードでドライアイスを消そうと思ったら、触れる量をふやし、冷えてない空気を接するようにすればいい。
つまり、温風を当て続ければ、あっという間になくなるよ。