※正しくはネアンデルタール人ではないと行った後で調べて理解したけれど、その時の知識で題名はつけました。
地中海西側うろうろ 36日目
フランスは、なんだろう。いろいろ残っているな〜と思う。
そのうちの一つ、ラスコーの壁画。これまたNHKの番組で見たと思うんだけれど、ネアンデルタール人が洞穴で暮らしており、その暮らしぶりと次の人類の進化の過程で絶滅した理由を考えるという内容だった。うろ覚えだけど。
その洞穴壁画が見られるのか?と調べた所、残念ながら現在は忠実に再現したものがツアーで見られる、もしくは博物館に洞窟っぽい空間を再現しているらしい。
…ちょっとそれは…。
わかりますよ。日本の高松塚古墳の壁画もカビだらけになっていたし、人が色んなものを持ち込むと洞窟内の環境が変化するので入れない事になったのだろう。じゃあ、雰囲気だけ味わおう、とラスコー壁画ツアー自体には行かず、ネアンデルタール人とクロマニヨン人の骨の見られる考古学博物館へ行くことにした。
キャンプ場をこの近くにしていたので、ゆっくりドライブして地質が変わっていく様子は家の石の色が変わっていくことから感じた。
断崖絶壁を削ってなにか貯蔵していたのか?という岩もみた。
今日もゆっくり見ながら進む。途中、ジャイアントセコイアを初めて見た。アメリカで成功した貴族の邸宅で。
キャンプ場にあったパンフレットに、中世の騎士?落ち武者?が隠れ住んだ洞穴が載っていたので行ってみた。到着前から岩がむき出しの崖が道路と畑の向こう側に続く。
よく見ると穴があいたり、通路のような削り方をしている場所が見られる。
パンフレエットの場所は「人員不足でツアー以外は閉鎖中」と書いてあって見られなかったが、中世どころか教会を壁を利用して作ったり現在も利用している感じだった。
ここから大雨になった。大粒の雨の中、レ・ゼイジーにある歴史博物館に到着した。6€/人。
毎度思うけれど、フランスの展示はお洒落。
あ、夕立のような雨が見学終盤にやんで撮った写真⬇
古い町並みに似合わず近代的な建物だな、と思っていると、その理由が館内を進むに連れて分かった。道中見てきたような洞窟住居や教会が博物館のガラスの向うにそびえ立つ。その露頭も見学できるよう壁側は全面ガラス張り。
1階はネアンデルタール人と石器が大量に、2階はクロマニヨン人と壁画や道具が大量に展示されている。進化を伝える工夫と人を飽きさせない大きなものを随所に展示しているのが上手い。
フランスの雨の降ったり止んだりを繰り返す1日の流れをなんとなく掴めてきた。やっと。
周口店の北京原人の洞穴は雷雨で見れなかったけど、今回は見れた。ちなみに、ネアンデルタール人は絶滅ではなく混ざったと書かれていた。そして、ここ、フランスはクロマニョン人推しだった。ネアンデルタール人に関しては石器しか出土していなかった。近くの街クロマニョンで発見された骨はクロマニョン人らしい。
※この1週間後くらいに今年のノーベル医学生理学賞がこの研究をしている人類学者ペーボ博士に決まり、日本語でも詳しく補足知識が得られることになった。
早くあったかい所に行きたい。スペインに入りたい。
太陽を求めて旅は続く。
さあ、車の交換へ急がねば!!
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