地中海南側とW杯の旅 22〜27日目
W杯は日本敗戦後に報道は激減し、終わったかのような雰囲気になりますが、本当に面白い試合はこのベスト8、ベスト4だと思うのです。
もちろん私も呆けた翌日を過ごすし、虚しくなります。そこまでの興奮や気持ちの乱高下に疲れてしまうので。
ただ、その虚無感を埋めるのもW杯の試合なのです。
クロアチアはドラマなしに勝てないのか?
日本と対戦したときも研究されリスペクトされて負けたと感じたが、ブラジル戦を見て「このチームは、相手の強さに応じて強くなるな」という印象を受けた。予選もギリギリでしか突破せず、勝つときもギリギリ。2点差で踊ってみせたりするゲームはしないのか?
そんなにドラマ、いらないでしょ。
ブラジルコロニーの中での生活
少し前に団地の一番遠い区間に移動した。ここで最後まで生活するので、ネット環境だけはこだわり、後(トイレの悪臭、1階)は妥協して部屋を選んだ。
ここはブラジルサポーター(そんなに多くない)と1ヶ月近い長期予約のツワモノの集まった区間で、他は閑散とした廃墟のような建物なのに、横断幕や国旗が各所にはためく。皆、当然決勝リーグも勝ち残ると踏んでの長期組なのだが、コスタリカ、カナダ、ウルグアイ...
実は、巨大団地にはほとんど人が残っていない。
予選リーグ終了前後から新規を受け付けず閉鎖する方針のようだ。安宿を求めて人は来る。しかし、受け付けない。受付前にうなだれる人、受付で夜を明かす人、部屋に籠城する人...色々見た。
そして昨晩、ブラジルが負けた。
荒々しく垂れ幕を引きちぎる音が夜中にして、翌朝には冷蔵庫に大量の食材を残していなくなった。
集団夜逃げのようだ。
南米勢がいなくなると、この団地は寂しくなるなぁ。
イングランド対フランスの試合を観戦
ブラジルサポーターが帰るとなると、大量にチケットのリセールが出るんじゃないかとチケットサイトを見ていたら、イングランド対フランスのカテゴリー3が出たので迷わず購入した。
欧州開催だったら絶対手に入らなかっただろう。
北の果てのスタジアムで22時キックオフ。団地からは直行便が出る。帰宅は深夜2時を回ったけれど、普通に帰れる。本当に便利、快適。
ちなみに、3階席で双眼鏡が役立った。
いかに二次販売のサポーター席がいい席だったかを実感した。そして、フランス強し。ただ、キレイでパスは速いのに熱は感じられなかった。両チームとも。このままフランス優勝は面白くないなぁ。
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