地中海西側うろうろ 68日目
ムルシアまで海沿いで、そこから内陸へ入る。
海沿いとは言え、道から海は見えないくらい遠いのが、日本の沿岸道路とは違うのだけど。まあ、名残惜しくもなく内陸に入れる。
さすがのバレンシア地方でも乾燥してくるとザクロとオリーブになる。
※後で知ったけれど、ザクロと同じように栽培されていた木にピスタチオもあったみたい。安売りスーパーLidlでクルミとピスタチオが量り売りで大量売りしてあるのを見て知った。カタルーニャは産地らしい。
トゲトゲの植物が点在する道を内陸へ進む。やがて標高は1000mを超えた。
畑の木が変わった。なんだろう。
これはアンズかな?でも葉が小さい気が...
そんなときは停車して見るのが1番。
あ! アーモンドか!!
残ったものを1つ頂き確認した。うん、間違いない。その後は延々とアーモンドの苗木が植えられている。CO2トレードと関係するのか?無理やり感がある。
砂砂漠ではなく岩砂漠であれば、灌漑の技術が劇的に進化した現在であれば農業は可能だ。トルコもスペインも飛躍的に生産量は伸びた事だろう。
穴ぐら住居と原人の痕跡発見
アーモンドの風景にも慣れた頃、どこかに寄り道してみたくなった。本日のお宿までの道の途中にサーベルタイガーの化石の出たエリアがあるようなので、そこの博物館に行ってみる事にした。
その村に着くちょっと前からカッパドキアのような色の地質でほら穴がいたるところで見られた。この感じ、ラスコーの近くにも似ている。もしや...と思っていたら、やはり原人の一部が見つかっている博物館だった。
ツアーでしか見られないこじんまりした博物館だが、スペイン語ツアー以外はパンフレットを渡して放置してくれる感じで助かった。
Museo de Prehistoria de Orce 2€/人
ちょっと、いやかなりツッコミどころのある展示で面白かった。そして、世界の猿人、原人の年代と分布図はわかりやすかった。
こう見ると、欧州はいっぱい発見されている。いっぱい発見出来そうな中東で発見が全く無いのは宗教的なものなのかな、とか色々考えてしまう。
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