座ってないで、とぶよ

カタールW杯と世界一周のつづきに出発!2022年夏から再開です。目指すのは「車窓から」ただただ移動するのを楽しむというスタイルの旅でーす!→2023年1月帰国して日本をゆっくり満喫しております。

鉄旅とルクソールの夜...Public Ferry探して彷徨う

地中海南側とW杯の旅 34日目のつづき

 

エジプト鉄道の車窓から

朝8時の列車に乗るため、6時起床7時宿出発という仕事みたいなキビキビした朝を久しぶりに味わって鉄道駅に到着した。

切符なしなので、少し苦戦しつつも無事ルクソール行きの列車に乗ることができた。※前日記事参照

カイロ駅が始発なので乗り込む人ばかり。結構な人数だ。すいてる車両は若い軍人さんがいっぱいいる。年末の帰省時期なのかな。帽子が整然と並んでいる様子が軍人さんらしくてよい。

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8時、定刻に出発した。

まだチケットもないのにイスを回転させて4人席にしてくつろぐ。車窓はカイロの砂ぼこりに染まった建物とお母さん犬多めの野良の世界だ。

しかし乗って15分でこのくつろぎタイムは終了。すごい人数になってきた。嫌な予感は的中し、席番号を持っている人に追い払われる。ここからルクソールまで立ち席はイヤだなぁ。

まだ席に余裕のある後ろの車両に行って座った。その後すぐチケット確認の人が来たのでチケットを手に入れて、やっと本当にくつろげた。お金払う気はあるのに買うことのできない制度が悪い。エジプトは二重価格が多すぎる。

苦労して買っただけあって車窓は楽しかった。この路線はずっとナイル川に沿って走る。線路に並走して用水路を作ったようで、畑やゴミだらけの用水路で釣りをする人など車窓の風景は生活感にあふれている。

車内は2等はレベルの高い混沌があり、なるほど、我々外国人には1等がお似合いだ。どちらも2席・通路・2席で並びは同じ。1等は立ち乗り客が入って来れないので、それなりの秩序が保たれる。途中から乗ってきたヌビア人らしき4人組は、正規の我々の座席番号の硬券を持っていた。が、我々が手書きのチケットを見せて動かないでいると別の席に座ってくれた。その後何度もチケット確認の人が来たが、多分その4人組が説明してくれていた。

※左から2等、1等、夕日

さて、車窓を楽しめたのは17時刻表過ぎまでだった。夕日に染まるヤシの木や夕暮れの水鳥が寝床に帰る様子を見ているときは、乗ってよかったと感動しながら思っていた。しかし、18時着には程遠い駅に停車して動かないのですよ。本当なら17時前に西岸から東岸に線路が移動するため、ナイル川をわたる様子が見えたはずなのに、真っ暗!!

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10時間の予定が11時間になるのは想定していたが、まさか12時間とは...暗闇で楽しみを奪われてからの遅延時間のため、体に疲労が蓄積された。帰りは6時間で分けて乗車したいな。

 

公共渡し船は地図アプリが役に立たない

20時過ぎの夜の繁華街をぬけて西岸にある宿へ急ぐ。地図でルクソール神殿の裏にあると分かっていたので迷わずそこへ。すると、写真にあった定員10人程度の渡し船発見。5E£だよね?と確認のつもりで聞いたら、Noと返事。「Public Ferryは今日は終わったぞ。これに乗れ。20だ」と言う。おかしい。24時間営業と歩き方にも人のコメントにもあった。

乗り場を探し始めるも、近辺の人は「あれに乗れ」と10人乗りのを指指すし、警備員の服装をした人は都合が悪くなると「英語わからない」ときた。GoogleMapとMapsmeと歩き方を確認するが、10人乗りの場所が向こう岸まで点線で繋いで表示されている。

宿に直前キャンセルも含めて状況を伝えると、「深夜までやってるよ。場所はルクソール博物館の正面だよ」と返事があった。

※100人以上乗れる二階建て、前方の形が特徴的

結局、お金を払った所だけが正しい情報をくれる。他は平気で嘘をつく。外国人が使う情報はネット上のものは自分たちに都合がいいように消したり荒らしたりしているようだ。数の力で。

※左googlemap、右Mapsme赤い点線が正解、✕は15〜20E£/人の渡し船

一見さんだけで十分稼げる観光地はこんな感じになるんだな。

カッパドキア、ローマ、エジプト各所...不愉快だ。

 

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