地中海東側うろうろ 36-38日目
いたる所で出会う肖像画があった。だれ?
トルコ旅も中盤に差し掛かった頃、ずっと同じ人の肖像画が飾ってある気がしていた。ホテルでも、チャイの店でも。
デニズリで市内観光をしようと無料のmuze(博物館)と表示のある場所にいたら、“アタテュルクが宿泊したのを記念に残した部屋”っていう!泊まっただけで記念になる人ってどんな人かさすがに気になった。
で、宿に戻って調べてみると“現在のトルコの基盤をつくった人”と。どんな政策か例を見たら…
・政教分離・アルファベット使用・男女平等
本当に土台!それのないトルコって他の中東の国々に近い感じになる。明治維新同様の方向転換だと感じた。それを、多民族のこの国で…すごい。すごい人なんだろう。
そんな風に感じ始めた頃、アンカラへ行った。
アタテュルク廟は無料だし、もうちょっとアタテュルク(本名は別にあるが…)のことを知りたくなったので行った。クレムリンのレーニン廟くらいのものを想像していたら、全然違った。
寺院巡りや大聖堂やモスクを色々と見るのが好きな人にはぜひ行って欲しい。私はイマイチ違いがわからないけれど、全ての宗教色を排除して大きな霊廟を作るとこうなるのか?と感じた。宗教は入っていないと思う。
そして、現代トルコの土地を欧州に占領されていた土地を今の形まで持ってきた当時の様子も併設の博物館で知ることができる。
大の大人の男性が涙している姿を見た。何度も。いたる所で。
ここは、無料で国民誰もが来て愛国心を高める場所なんだなと思った。アタテュルク、現代トルコ史、帰ったら図書館で探そうと思う。
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