なんでドライアイスは、ひやすものなのに、さわるとやけどするのだろう?
かわいい度は3だ。よくある質問だけれど、大事なことだね。
「やけど」っていうものが、何かを知らないといけないんだな。
やけど:皮膚や粘膜が高温に接した際に見られる表面変化
byコトバンク
とある。
ということは、低温なので、そのまま「やけど」というのは正しくはない。ただし、“高温に”以外の所を見ると、“皮ふの表面変化”はドライアイスにさわったら起こるのだから、そこは同じ。つまり、私たちは、温度が高すぎても低すぎても皮ふにある活動している(生きている)部分がケガをしたり死んだりしてしまうことで、痛みを感じる。その痛みがどちらも同じなので、「やけど」と呼ぶんだね。
ちなみに、最初に「やけど」の意味を“高温に”と決めたので、ドライアイス(低温)の場合は「低温やけど」と言って区別することが多いな。ドライアイスは普通に地球上にあるものではなく、科学が発達した現在、人工的につくるものなので、昔はなくて、言葉の区別もあいまいだったのだな。
自然にある冷たいものは氷くらいだから、「凍傷」っていう言葉は昔からあったんだけれど、ちょっと違う現象をいう。部分的に皮ふが傷つくような冷たさは無かったんだよ。