お弁当にりんごをフルーツとして入れるとき、食塩水につけてから入れるのはなんで?
(補足)そして、お弁当を食べるときには、りんごの色は変化していなかった。しかし、お弁当に入れずに残ったりんごは変色していた。
あー、ねー。かわいい度は4。
ちゃんと、家に帰って残り物を食べようとしたときに色の違いを見ているのがいいところだよね。お弁当の中のは、茶色くなってなかったんだね。
料理って科学だよね。変化を、起こそうとしている時と、防ごうとしている時がある。
まずはりんごから見ていこう。変色の原因は、「酸化」です。
りんごの表面は、最初は赤い(緑のでも)皮でおおわれている。皮は、中身が空気に触れるのを防いでいる。それが、切ることで空気に触れる。すると、空気の中の酸素とりんごの中の液体の一部が反応して違う物質になる。すると、くぎや線路の鉄がさびるように色が変わる。色が変わるだけではなく、味も変わるので、美味しくなくなる。
それを防ぐには、酸素と反応しないように、別の物質と反応させておけ!っていうので、塩が登場する。塩なら、酸素と同じようにりんごの中のものと反応するけれど、色は変わらないし味は(ちょっとかわるけど)悪くならないから、使っている。
塩じゃないものを使う野菜もある。例えば、山芋や里芋のぬめりとりやゴボウのあく抜きには酢を使う。お、土の中にあったものには酢がいいんだな。書いてて感じた。
昔の人から受け継いできた知恵は、面白い。そこから調べることによって原因をつきとめて薬を作ったり、別のものの保存に利用し始めたりすることもある。奥が深い。