古い時計のネジがさびていた。いつ熱もないのに酸化したのだろう?
(補足)こわれた古い時計があって分解しようとしたらネジがさびていてドライバーがすべって分解できなかった。ネジはいつ熱もないのに酸化したのだろう?
ほー。かわいい度は5!面白いなー。
わかるよ、わかるよ。分解してみたい気分のときってあるよね。きちんと製品としての顔をして、仕事をしている時は、壊したらいけないからさわれないけれど、動かなくなったら捨てる前に一度分解して、未知の世界を解き明かしてから捨てたいよね。それ、すっごくわかる。
さて、さびについて。
ちゃんと、さびの原因は酸化なんだ!鉄と酸素が結びついたんだ!ということを知っているのがまず、すばらしい。そして、「ドライバーがすべって」というところから、どれくらいさびているかが想像できて文もいい。苦労した感じもいい。
さびの原因は、酸化なんだけど、そのためには、かならず酸素が鉄にひっつかないといけないんだよね。ふつう、空気中の酸素は鉄の近くでふわふわしているだけで、くっつかない。では、どんな時にくっつくかというと、鉄が水に触れたとき。鉄と酸素の間に水があると、反応(モノの移動)が水の中を流れておこなわれるので、とてもスムーズになる。
おそらく、長い年月の中で、湿気の多い日や寒い日などがあり、ネジに水滴がついたことがあるんじゃないかな?その時にさび(酸化)がどんどん進んじゃったんだと思うよ。
ちなみに、水の中に全体が入っているクギはさびにくい。
これ、小学生のころ、兄の自由研究の失敗後放置されているクギを見て知った。自由研究は、「さびやすいクギの種類」だったと思う。たっぷりの水につかったクギたちが、庭に置かれた。けれど、どのクギも夏休み中にさびなかったんだよねー。で、庭に放置されていた。それすらも忘れ去っていたある日、水が半分くらいになくなった状態で発見した。水から出た部分がものすごいさびの量だった。夏休みは終わっていたけれど、印象に残ったなー。