なんで、コブラは自分の出すどくで死なないんだろう?
(予想)体の中に、どくにめんえきがある。
すごいよね。10才にも満たない子の質問と予想。かわいい度は5で。
大人が思っているよりも、子どもの世界は狭い。この質問、なによりも、「めんえき」を理解している所にコロナ禍を経験した彼らの世界を知らされる。
コロナ禍になる前でも「マムシ同士がケンカしてかまれたら、毒で死ぬのか」や「フグの毒はどこからくるのか?」という質問はあった。毒については、気になる存在だ。
ただし、毒に対して「ワクチン」や「めんえき」が有効であると知っている子はほとんどいなかった。質問もなかった。
質問に答えよう。
予想はあっているよ。
自分の体で、食べたものなどから作り出すどくは、動物によっていろいろだ。だから、どくの種類は動物によって違う。でも、自分の体から作る、ということは、体の中のある部分で濃くして貯めているだけなので、体は「どく」とは思わない。だから、追い出そうとはしない。だけど、同じヘビでもちがうヘビのどくが体に入ると、そのどくで死んでしまうことがある。それは、体に、そのどくを分解したりうすめたりする方法がないから。
ワクチンっていうのは、この「分解したりうすめたりする作業」の練習のためにある。
さかあがりは何度も練習してコツをつかめばできる。ワクチンは、うすくした毒なので、体が練習し本番にそなえることができる。この「できる」ようになることを「めんえきができた」という。・・・もう、ここまで理解できているのがすごい。
兵器についての知識は、詳しくならずに過ごせることを願う。
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