①バスや鉄道で即墨古城と黄土石林公園
運河はこんな身近なところにも。
即墨古城という司馬遼太郎の「項羽と劉邦」で項羽に無下に扱われて劉邦の軍に入った男(名前を忘れた…)が力をたくわえた場所、斉の国。
「即墨」は、その頃、栄華を極めていた場所っぽい。天気のいい春に、行先だけがなくてうずうずしていた私は、久々のワクワク感を楽しんだ。
これまた久しぶりのお出かけなので、鉄道を使いたいなー。
そう思って検索した。市バスや地下鉄を乗り継いだら2時間でつく。でも、時間さえ合えば、鉄道に乗りたい!・・・あった。行きも帰りも鉄道で行ける!そしてなんと、片道9元(150円)!乗車時間12分!!
○行程
8:53青島→9:09即墨北
14:52即墨北→15:08青島
往復費用:18元
※即墨北は出口が一方にしかなく、黄土石林の反対側です。線路を渡るには、ものすごい遠回りをすることになるので、素直に駅のロータリーにあるバスに乗って石林前に行くことをお勧めします。
駅からは離れているのです。
実は即墨古城、この春(4月)に行っていた。城壁内の桜が見事でよかったー。もちろん、入場無料。中にはちょっとした博物館がある。
繁栄していた頃は、この辺は河口付近だったようだ。東営もそうだけど、大きな川があると、流れる土砂による陸地づくりがすごい。周辺の平たんで広大な土地の中で、山東省のこのエリアにある起伏。その理由は山を見ればわかる。岩肌のむき出しの山しかないとうことは、木の根が入らないくらいの固い岩盤だっていうこと。即墨も低地の中で、硬い岩盤のある場所だったのだろう。
前回の古城散歩でそんな結論になっていたのに、かと思えば、泥がたまって風化の仕方も面白い石林があるという。おかしいな。玄武洞みたいな玄武岩かな?と思って今回(5月)はこっちだけ行ってみた。はー。やっぱり花がきれいだー。天気も良くて、散歩日和!
さて、さわってみると・・・明らかに細かい泥からできた岩だな。
よく考えれば、ここ「黄土・石林」なんだから、「黄土」が堆積してできているんだよね。ああ、そうだった。即墨は今、海に面していない。堆積した土砂が広がっている。黄土(泥)の柱状節理だわ。
それにしても、大きいなー。すごい量だなー。と公園内を散歩した。
しかし、帰りの時間が決まっているので、この辺で。本当は18時の列車もあったんだけど、体力が落ちているので、無理はしない。
満足して家に帰った。
※地質や歴史については、現地で見たり触れたりしたものから勝手な自分の判断で書いています。中国語が出来ないので、間違っている可能性大です。ちがうぞ。っていう情報は、とてもうれしいです。補足するぞっていうのも。お待ちしています!
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