ファーブルの世界を巡る〜その2
地中海西側うろうろ 25〜26日目
オランジュでファーブルの研究を見て再度、南方へ向かう。マルセイユには行かない。途中、ポン・デ・ガール水道橋では、「ヨーロッパ文化の日」で橋を作る石を削る様子をイベントでやっていた。
なるほどなるほど。のこぎりで切れる程度の硬さの石なのね。
日本では有名ではない南仏の観光地、カマルグ自然公園。
フランスの海岸沿いは自然公園にして野鳥の楽園にしている所が多い。ここもその一つみたい。そして、そこには多くの老夫婦が余生を楽しみに夏押し寄せる。
フランスにあるキャンピングカーをほぼ網羅するんじゃないかと思うくらいに色々な形状に出会った。
ここで3泊する。
Camping La Ferme 大人2人+車、電気なし…18€/泊
なぜこんなところで3泊も?
理由は、ファーブルが観察したであろう大型のフンコロガシを見たいから。下はファーブルの終の棲家の鉄製フンコロガシ
事前調べでわかっていたのは、
- 産卵時期は秋口
- 大型のスカラベ(フンコロガシ)はもうフランスではカマルグ周辺にしか生息していない
- 生息地は乾燥した草と砂地の交じる所
ちなみに3つ目はアヴィニョンの自然史博物館でたまたま見た。
下はアヴィニョンの自然史博物館のフンコロガシ。
この程度の情報で見つかったらラッキー。
でも期待して、まずは新鮮なウンコ探し。
厳しい...。
牧場は柵に囲まれ、入れない。馬牧場に近づいてウンコ山を双眼鏡で見るも、動くものなし。
古いのはダメだ。映像では落としたてのみずみずしいのを丸めていた。
そこで、干潟のトレッキングコースを歩くと並走して乗馬体験の馬のコースあり!!
干潟は広い。何重にもある馬の足跡の中からとにかくフンを見つけては寄っていく。
遠くのは目をこらして動くウンコはないかと探す。
...ない。
蹴り飛ばしてみた。そのまま転がるor崩れるくらいに乾燥している。
...これじゃないのか?牛のがいいのか?季節が違うのか?
双眼鏡で湿地のフラミンゴやアジサシなどで心を癒やしつつ帰路についた。
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