座ってないで、とぶよ

カタールW杯と世界一周のつづきに出発!2022年夏から再開です。目指すのは「車窓から」ただただ移動するのを楽しむというスタイルの旅でーす!→2023年1月帰国して日本をゆっくり満喫しております。

南スペインを走りながら日本の強みを探す。

地中海西側うろうろ 71~72日目

海岸線はどこまでもビーチリゾート

帰りは海沿いだ。海に近い街では街の内部の道まで入って様子をうかがう。ヤシの木でタイのビーチリゾート気分!だったり、松を並べて砦跡と合わせたり、ダイビングに洞窟クルーズ、何でもある。

そして、まだまだ砂浜には水着で泳いだりパラソル下で寝そべったり。

これが、午後は27℃にもなる日射しがあるので可能なのだ。イタリア東部とスペイン南部は平和な現代に興ったリゾートマンション群の風景だった。

街の景観すら諦めた割り切った農業

一方で、観光を捨てた地域もあった。

マラガからアルメリアの間は岩ばかりで沿岸道路もなく少し内陸の道を進んだ。すると、乾燥した荒れ地にビニールハウスではなく白いネットハウスが増えてきた。日射しを弱めるための。次第に視野全体がハウスになっていった。

中では夏野菜が各種育っている。ハウスの前には会社名があり、大規模経営だとわかる。ここは他の欧州エリアと気候が違う。ニーズはたくさんあるのだろう。ピッキングしている最中の所やネットを張り替えている所もあった。労働力は昔植民地にした地域からどんどん取り込む。現代のプランテーション農業だ。

ネットハウス乱立エリアにはバラックも立っている。

摘み終えた夏野菜の抜いたものや古いネットは丸めてまとめて水なし川に放置。そこに放牧のヤギの集団が来る。混沌だ。でも、閑散より良いのだろう。

観光か、農業か、暑すぎてネットがないと作物が枯れてしまう地域の選択を見た。

E-22道路は虹色ステップ〜自転車野郎達の山道

大自然もある。

アルメリアから有料と自動車道路を避けた結果、E-22の国立公園の山道を抜けるコースを通ることになった。

色んな色や性質の岩石が狭い範囲で露出しているため、風景がコロコロ変わって面白い。所々で放置されて枯れたオリーブが残っている。

 

そして、山を抜けるとアリカンテまでの間には干潟の多い砂浜ビーチのあるリゾートエリアになる。気候がオレンジやブロッコリーの露地栽培のできる程度に戻った。

ピンクレイクや大規模塩田ではフラミンゴやアジサシがくつろいでいる。

農業か観光か

あらゆる場所に給水車で水を持ち運べて、1人で30分足らずでサッカーのフィールド4つ分くらいの広大な畑に給水機で水をまくのが現在の農業のようだ。塩田ではクレーン車よりも高く塩を積むほど大量につくる。自然公園は元オリーブ畑と石段の痕跡がある。起伏に富む地域で個人でする農業では太刀打ち出来ない世界なのだろう。

海に囲まれ起伏に富む日本を思う。

外国人が老後定住しに来るような観光地??魚介類の養殖工場??日本が他国より有利なもの...何なら出来るのだろう。

 

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