世界で一番美しい瞬間...
それは人によって様々だろう。
初夏、水をはった水田の向こうの瀬戸内海に西日が光る田舎の風景
秋晴れの午後、色づく家の周囲の山々を図書館帰りに仰ぎ見たとき
ずっと住んでいるから気づく瞬間でもある。それが欧州では秋冬のムクドリの大群だと感じる人がいる。ローマのコロッセオと日に染まるムクドリの姿は自然と人工物、過去と現在、静と動のコントラストが美しく見えた。(by NHKの“世界で一番美しい瞬間”だったような...)だから見てみたいと思って探すのだけれど、難しい。
あ、フンコロガシは厳しかった。2カ月車移動していても家畜と人間の間にきっちり柵のある欧州では関係者以外、放牧地に近づくことすらできない。大型の家畜は危険もあるからだろう。
ムクドリについては、一応ずっと車窓から見て、発見したら近づいてはいた。
↑カマルグの干潟から離れた牧草地。
まだ10月だし、少ないのかも。
↑ポー川デルタが終わった少し南の休耕地。
ここが一番多かったかな。
↑アンツィオとローマの間の運河沿いの耕地エリア
まあまあ多い。冬は発電所近くに集まるのかな。
↑ローマ郊外の街路樹の遊歩道。
鳥は少ないが気づいたことがある。
びっちりとフンがある。おそらく通り道だろう。午前中なので鳥はいない。夕方までは別行動のようなので今シーズン入ってからの惨状だろうか。このエリアの樹の下の遊歩道は足の踏み場もないくらいフンだらけだった。ベンチもバス停も。...もしかしたら嫌われ者かも?
※12月にネットニュースで日本の都会の街路樹でも問題になっていると知った。下が畑なら肥料になるけれど、アスファルトでは、ね。
↑11月、アリカンテの空港向こうの耕地エリアでも飛ぶのを見た。しかし、数十匹程度の団体を何度か。少し緯度が低すぎ、暖かすぎか?
空が染まるほどの団体を見たことはない。
特徴は分かってきた。平地がいいが、干潟はだめだ。水田より麦などの休耕地や牧草地がいい。“わく”という飛び方は15~17時でないとしない。朝は散り散り。
アフリカのサファリみたいなお膳立てがあるわけじゃない。いい絵が撮れるまで、見れるまで帰らないという撮影クルーでもない。スペインが最後のチャンスだ。しっかり準備して臨もうと思う。
...
※最終的に、この風景をみられるんだけど、もう少しあとのお話で。
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