明けましておめでとうございます。昨年より読んでいただき、ありがとうございます。励みになっております。
本年も、もうしばらくお付き合いいただけたら幸いです。
地中海西側うろうろ 57日目つづき
気になっていたイタリアのふくらはぎ部分を解明しつつある。ふふふ。
平たんだが住みにくそうな湿地が終わり山が霧の向こうに見え始めたころ、古代ローマの支配地域が始まる。
そこにルビコン川がある。
ルビコン川に行ってみようと見に行った人のブログを見ると、どうもショボい川のようだった。
中国の“背水の陣”の大河のイメージとは違う。
ただ、私兵を連れて渡るとローマの法に触れる境界であったらしい。なぜ、そんな小さな川が境界になったのか?と不思議だった。
この川の前後で全然地形が違った。
道を通ってきたから感じられる喜び。
この川を渡った後には、海岸沿いに点在する旧街道らしき街に砦があったりローマ時代の城壁を中世に増やして使った城塞都市があったりして、平野部でも丘や岩壁、ビーチリゾート...平たんではなく豊かに変化する地形となった。
“背水の陣”と“ルビコン川を渡る”は同じ意味で辞書にあるけれど、当事者の積極性が違うんだな、と思った。
もくじはこちら
ぽちっとしていただけると、うれしい。
にほんブログ村