地中海西側うろうろ 30-31日目
想像以上の標高の高い場所に到着してしまい、キャンプサイトは今週末(3日後)に閉鎖になるのも納得の寒さが体を蝕む。
夜のうちから予感はした。朝の冷え込みは厳しい。
テント泊を試みようとするキャンパーは0。今いるキャンプサイト利用者は、テントだけでなくキャンピングカーもある。夜はそこでヒーターをつけて寝ている模様ですが、…そんな装備、ありません。
朝は4時くらいから体が限界を迎えて目が覚める。そんな冷えた体を温める温泉がこの地域にはたくさんある。下山途中にみた町は、明らかに湯治の宿で昔栄えた様相をしていた。
さて、温泉。
キャンピングサイトのゲートが開くのが9時なので、それを待って温泉へ!片道30分。旦那がフランス語サイトを眠れない時間に探し出していた。場所もバッチリ。
1日目。
近くに有料のBains(スパリゾート)がある。そこの源泉の一つっぽい
どうも、近くの村の人に利用者に対する不満が山積している温泉のようです。行ってみて納得。離合も出来ないくらい路肩にしばらく動いていないボロ車が停まっている。
そこから山を下り水音を聞きながら歩くこと20分程度。ここは、誰かの所有林なのか、放棄地なのか。数多くの石を組んだかまど跡やテントがある。
到着すると、もう6〜7人くらいの人が温まっている。なかには全裸の人も。私は水着で。上は60℃位あるようで、中間あたりに陣取る。
読書、水を飲みまた読書。
はー、あったまる~。
軽食は持って行ったけれど、雰囲気をみてやめた。
下に座標をのせておくので、興味のある人は探してみてね。硫黄の香り。ちょっとヌルヌル。
♥は2日目の温泉入口だった気がする。Googlemapには表示されず、MapsMeにはあるので参考に。
2日目。
Thues les Bains駅から見える病院がある。この病院は多分サナトリウム(療養所)だな。ここに温泉をひいている源泉がある場所で入れる。
もう、湯をひいているパイプがあるので、それをたどれば滝のような温泉の源泉が森の中に見えてくる。川をちょっと沢登りする感じのところもあるので、我々はサンダルで行った。15分くらい遡る。
こちらの方がマイナーなのか、人が少ない。5人位。焚き火跡もないし住んでいる様子もない。ただ、トレッキングの若い人たちがテントをはっていた。カミノ・デ・サンディアゴの道の一部かもしれない。
ちなみに、薄々気づいていたが、若者はキャンプサイトにはいない。ほぼ老夫婦。無料温泉にいるのは逆に若者が多い。お金を払わず済む旅行の方法を考えているのだろう。
ただ、トイレがね、ないのよ。
それ以外は温泉やら水浴びでなんとかなるんだけれど、トイレのゴミだったり、男性は残ってないと思っているかもしれないが、マーキングされた匂いが林や草むらや建物の壁からしたりする。これがある場所は、ちょっと避ける。
9月だからなのかな。平和が続くと年配者のみに富が集中するのか…
ここも、60℃くらいの湯が近くの川の水と混ざって少しずつぬるい湯溜まりがある感じで、適温の所に行ってくつろいだ。若者はワインとバーナーでアツアツの何かを食べながら入湯。汚さなければOK
温まったところで、下山した。
ちょっと寒すぎるので、1日予定を早めてトゥールーズへ退散!!
雨も早まっていて、宿到着後の夕方には雷雨。ギリギリセーフ。
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