地中海東側うろうろ 22-25日目
犬も猫も肉でないとふり向かない
野良○○の多い理由
トルコは食料自給率100%らしい。どおりで誰もが本質的に困ってそうに見えないわけだ。
トルコで驚いたことは、のら犬と猫の多さ。いたる所にいる。結構な大きさのが。しかし、基本、吠えないし触られても基本寝ている。興味を示さない。なんでかな?と思っていた。
下はパムッカレ行きバスターミナルのネコ
ゾングルダクの街で、夜に犬たちが元気に吠えて集会してと忙しそうなのを見た。ホテルの窓から。なるほど。暑いから日中動かず騒がず、人気のない涼しい夜に動くほうが生存率は上がるわな、と思った。
この子はエスキシェヒルの宿に入ったらソファにいた。すぐオーナーさんに追い出された。でもまた入口ドアに寝そべっていた。学生マンション一室貸しのキッチン付きの宿。3日間一緒に過ごそうかと思ったら、ノミだらけで追い出した。ごめん。
飽食と野良のあざとさ
もう1つ不思議なのが、溢れんばかりの路上に置かれた犬猫用の食料。
人間サマの私と旦那よりもいいものを食べている模様!肉屋の前には塊の結構な量の赤身付き骨肉や半端肉(※大概強そうな犬が2匹くらい陣取る)、大きな工場の入口付近にはケバブセットがほぼ丸まま、公園のあたりにはパンが牛乳かなにかに浸して柔らかくして…
パンやパスタはその辺で干からびている。
犬も猫も必要以上に人間に近づかない。ほえない、こびない。日かげに車の下を選ぶ子は手足を引きずって生きている。目の見えないハトは飛べないが、カフェのテラスの中で守られ生きている。
なんでこんなに手厚いのかと思う。
環境が厳しいと、お互い連帯感が生まれるのかな?
優しさとは、寄り添って生き残ることなのかも。
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