なぜのりで紙とかをノートにはれるのかな?
のりは液体のゴムかプラスチックだと思えばいいよ。輪ゴムをそのまま放っておいたら、のびずにちぎれたり割れたりするようになるよね?これは、何が変化したのか?
同じように、ごはんの時にこぼした味噌汁や醤油をそのままにしておいたら、どうなるか考えれば、何が変化したかは想像がつくはず。
そう、水がなくなった。
ゴムも、最初はしっとりとしているはず。中の水分がなくなると、乾いて固くなり、固くなると、伸びなくなってしまう。ただ、水分と書いたけれど、蒸発するのは水とは限らない。消毒するときに手につけるエタノールはすぐになくなるよね?蒸発している。ゴムは水よりも油やアルコールと相性がいいので、それで湿らせている。その、湿っているものがなくなれば固くなる。
もうわかったかな?
のりにはいろいろあるけれど、もともと米粒からできていたのりは水が蒸発してひっついた状態で固くなるからくっつく。スティックのりとかは水よりも蒸発しやすい液体で湿らせているゴムやプラスチックみたいなもの(合成樹脂)でできていて、それがなくなれば同じようにひっついた状態で固まってくっつく。
のりのほとんどは、工場で作られているけれど、最初はもともとあった自然のもの(米つぶなど)を「なんで?」と調べて、仕組みを利用して工場で作るようになるんだよ。