イギリスとフランスの浮浪者の多さが目を引いたのか、あまりの格差が目に余ったのか…
トルコにも、もちろん日本にもいたのに、ここでは身をつまされる気分になる。明日は我が身と思うからか?
小雨のロンドン、ビクトリア駅を出たところのスーパーの軒先で。節約して値引きシールの貼った商品を買い、店を出ると、買ったばかりのサンドウィッチやサラダパスタを女性の浮浪者に手で抱えられるだけあげている老夫婦がいた。
雨のパリ。バス車内からの景色。アーケードで手荷物を広げて居場所を確保している日本人顔の浮浪者がいるのを見た。座ったまま傘でピクニックシートの端を伸ばそうとしているのをパリジェンヌがよけて歩いていた。
パリやロンドンに来るときに夢見ていた自分の姿とは違うのだろう。
あきらめたら、すぐにでもそこに座る事になると思うと怖い。
紙一重、ちょっとのボタンの掛け違いなんだと思う。
帰ったら仕事がんばろうって思う。
それなのに、だ。
国家資格とは?
私も旦那も資格を取る事で安定して仕事があると考えていた。資格があってもキツい仕事であることから、生半可な気持ちでは続かない。しかし、続ける強い気持ちさえあれば、老いても長く出来る仕事だろうと思っていたのに、だ。
どちらもキツいゆえに労働力不足となり困っているのは知っていた。基本給が上がるのでは?と期待していた。
最近ニュースで見るに、政府の方針は資格を取りやすくしたり無資格でも働けるようにする方策のようで...。
それより給料をあげて潜在する労働力を見つけたりはしないの?
経営者が得するよう国が味方するの?いつの時代も庄屋さんにおもねるの?
資格とは??それを取る若い頃の努力とは??
団結して権利を勝ち取った成功体験もない。
仕事...まあ、帰ったら考えよう。
おまけ記事のつづき→