地中海西側うろうろ 19日目
夜行バスに乗ってパリからアヴィニヨンへ行く。
アヴィニヨン行きの鉄道が良かったけれど、1日延泊すると土日のパリ宿泊になる。パリの土日の宿代が(直前予約では)高すぎて挫折。狭くて古いのに高い(個室9㎡素泊まりシャワー共用70€〜)とは…住んでいる人はスゴイ。
鉄道は荷物が大きいので最安の利用は出来ない。それなら宿代浮かせるのも含めて夜行バスにしようかと。25€/人。二人分でもパリに泊まれないという現実。
22:45定刻通りに出発。
結構人がいて、途中のリヨンまでは1人1座席だった。仕方なくアイマスクして座ってうたた寝していた。
1時過ぎ、バスの変な動きで目が覚める。ガッコンガッコンしている。
アイマスクを外して様子を見ると、高速道路の2車線ある白線に対してほぼ垂直になっていた。前方を見ると、側道含めた全部に進入禁止の看板があった。バスは道路の真ん中でUターンしようとしていた。
まてまて、今、猛スピードで車が来たら?
2車線しかないところに大型バスで、何度も切り返しを数センチずつする感じだった。そりゃ、起きるわ。
小刻みな切り返しのかいあって成功。乗客全員起きた。窓の外を見ている。もと来た道を戻り始めた。中央分離帯の向こうに反対車線があるからね。
まてまて、今、逆走中?
客席は静まり返り、前の2列に座る女性4人の息を呑んだり小さな悲鳴を聞きながら進む。
10分くらいして、ロータリーを変な方向に曲がってやっと逆走が終わった。
その後、フランス語でため息交じりの説明があり、1時間位でリヨン到着。そして、2席使って横になって定刻早朝7時半にアヴィニヨンに到着した。
なかなか、面白いバス旅だったが、やはり寝不足。
宿のチェックインまでローヌ川の芝生で休んだ。