チョークはなぜ黒板消しで消せるのか?エンピツやシャーペンで書いた字はなぜ消しゴムで消せるのか?
なんと!本日は二本立て!!
かわいい度は3だな。まずはここから、っていう基本の質問なので。
まずは質問に答えよう。
チョークの方がわかりやすいのでこちらで説明を。
手で書いた文字をさわってみると、白い粉がつくよね。さわったところは字がうすくなる。と言うことは、字はチョークの粉が板(黒板)にけずれてつくことで見える。黒板が黒や緑なのは、白いチョークの粉が見えやすいから。じゃあ、なぜチョークが白いかというと、材料の問題。粉を集めて固めやすい素材で、しかもちょっとひっかいたら削れるような素材が、白っぽいものだった。今では、貝がらで作っていることで有名だけど、昔はチョークと呼ばれる岩石を使っていた。これ、大理石と同じような成分(炭酸カルシウム)を多く含み、白っぽい。
石同士をひっかいたら、線が出来るのを使った道具なんだねー。
さて、エンピツやシャーペンは?黒いぞ?成分は??
同じように考えよう。ただし、黒板の木と違って、紙は柔らかいから、もっとくずれやすいものでないといけない。くずれやすいもので身近なものとして、火を使った後に出る「炭(すみ)」があった。これは、手で拾おうとしただけで黒くなる。これなら、洞窟で料理を食べた後に、いくらでも壁にお絵かきして遊べる。というところから、炭を固めたエンピツが生まれた。
ここから、黒板消しと消しゴムの話。
どちらも、粉をつけているだけなので、拭いて別の所に粉をつければ消える。だから、チョークの粉は凹凸の多い布でからめとる。エンピツの粉は難しかった。紙よりも炭を吸いつけるには、ちょっとしっとりとしたねばり気が必要だった。昔はパンで、今はゴムでからめ取るようになった。そんな感じ。
話は始めにもどって…
ネタが思い浮かばない子たちはまず、自分の持っているものやその部屋にあるもの、窓から見た景色から発見をしぼり出そうとする。「例えば、こんなのがあるよ」と言ってしまうと、似かよった発見になるとわかった頃から、例は言わないで、1回目の悩む時間をけっこう長くとる。すると、2~3割が生活に密着した面白い内容を書き、ほとんどは何年やっていても同じような質問が出てくる。しかし!面白いのはここから。その、2~3割を紹介してみんなで考えると、これも不思議、あれも不思議と関連することがあがってくる。それを繰り返すと、身近な発見を自分一人のときにでもするようになる。そして、次の機会までに忘れて悔しがる。そんな姿を多く見るようになったときに、幸せを感じる。
これ、第一歩を踏み出せたって事だからね。オメデトーヽ(^。^)ノ