テレビの中のテレビの映像には、黒い横線がたくさん入る。これはなんだろう?
(補足)ある日、弟のちっちゃいときのビデオを見ていたら、(テープの中の)テレビに黒い線みたいなものが上から下へ何回もでてきた。古いテープだったから黒い線が入ったのかな?
かわいい度は4!テープって…。
そう思うと、通信系の技術の進歩は速すぎるんじゃないかな?
しかし、この黒い線みたいなのは、今でもあるなあ。ビデオやテレビの画面は、昔も今も1秒間にいくつもの画像を点滅させて映している。パラパラ漫画の速いバージョンみたいな感じ。その、点滅するタイミングがものによって違う。そうすると、写真は一瞬のとまった画像を記録するので、私たちは(脳の想像で)つないで見ている動画の、一瞬の画面を切り替える操作で黒くなっているところを映してしまう。そして、実際に見ているテレビ自身も点滅して暗くなっている時間があるので、テレビの中のテレビが暗くなったところが、次の映像ではちょっと上に来るのを繰り返すと、黒い線が上に上がっていくように見える。
これ、パソコン画面をスマホで映そうとしてもできるよ。横線じゃないけれど、黒いゆらぎが見える。
昔も今も、そのへんの技術は変わっていないので。ただ、記録するものがテープからUSBやSDカードになり、伝わる線が銅からガラスなどに素材が変わり、映す画面が放電管から液晶、有機ELに変わってきただけ。パラパラ漫画を見ているのに変わりはない。
そう考えると、技術は躍進するときと停滞するときがあるんだな、って思う。そんな目線でここ百年の技術を見てみるのもいいね。