【発見】いとこの家に泊まった時、晴れた日だけ階段がギシギシ鳴った。
(補足)それは、雨が降っている日は水分が木に吸収されるけど、晴れの日は水分が蒸発し、人が歩くと木と木がこすれて、ギシギシ鳴るそうです。
なるほどなー。かわいい度は5です。
何がいいって、いとこのお家のレトロな感じがいい。そして、気づいたことと近くに教えてくれる人がいたこともいいね。
木は、水分を吸うと少しふくらみ、なくなると少し細くなる。
ふくらんだ方が二つのものの接する面が多くて大きな音になりそうだけど、そこは、柔らかくなってはね返る力が吸収されるので音にならない。
この湿気とすき間の現象をうまく使った建物がある。東大寺の中にある正倉院だ。断面が△の木の板を横に隙間なく並べて壁をつくり、壁が湿気を吸うとすき間がさらになくなり、乾燥するとすき間ができて風を通して中の書物を守るという自然の機能をうまく使った建物。
これを小学校の社会の便覧で見た時になぜか深く印象に刻まれた。
中学校の修学旅行で東大寺に行ったのに見ずに帰ってきて「なんで?」って思い、わざわざ自分で旅行できる歳になったときに見に行った。想像よりもずっとこじんまりしていて確かにみんなで見に行くものじゃないかぁとも思った。
こすれる音を工夫して、どこかのお寺の床板が踏むとキュッキュッと高い音がして、観光客を喜ばせているとTVで見たことがあるような…。