・湿地の洗礼
翌日はレンタカー旅。
車じゃないとタクシー高額(長距離のため)しか選択肢のない程のど田舎にある下邳城跡へ。昼に近くなるにつれ、空はどんよりとして霧のような雨が道路を濡らす。
道は次第に細くなり、車線は1車線、農道へと変わっていく。横はずっと泥のようなべちゃっとした土の畑。作物はトウモロコシと麦だろうか。
到着してもフェンス以外は何もなかった。
ただ、収穫もあった。
道路とほとんど高さの変わらないところまで水のたまった沼がすぐそばにあり、フェンスの隙間からのぞくと掘り返した穴にも水が…。真偽のほどはわからないけれど、そりゃあ、水責めも思い浮かぶわな、と思うくらいの場所だった。この体験したかのような実感をもてるのが、旅のだいご味だよね。
そして、車に戻る頃にはワイパーを常に動かすくらいの雨足になっていた。やみそうもない。泥道は雨だと滑るようになるんだよ。アマゾンとパンタナールで嫌な思いをしたからね、学習したよ。
急いで舗装路まで戻った。
その後も駅まで、ひどい道だった。ちょっと、想像以上に悪い下道で…
これは、ウズベキスタンとカザフスタンの国境への道と同じくらいの穴の深さと多さだよ!?
薄暗くなる中、ライトを早めにつけて慎重に穴をよけて進み、あと少しで大通りとナビが言っています!というところに着くころに、道路の真ん中に立て看板が。前の車が止まっている。あ!戻ってくる!
…嫌は予感は的中。
この先、通行禁止だとさ。じゃあ、30分前の場所に看板を置けたのでは?と思うが、どうにもならず、1時間以上のロスをして別の道から駅まで戻った。
※この写真はひどくなる30分前。
必死で運転していたし、暗かったし…そんな時、写真ってないもんだねー。ちなみに、この手前の交差点まで戻って迂回した。
宿は泊まれたし、レンタカーは穴をよけながらも車体の下をこすりながら泥道を通ったが何の弁償もなく返たし、鉄道にも間に合った。この旅は、終わってみれば、順調だったという事かな。次は絶対に高速に乗るけど。
ちなみに、レンタカーの借り方はこちら
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