(補足)オーストラリアのケアンズに行ったときに聞いた話ですが、ケアンズにオゾン層はもうないらしい。日本の方がフロンなどをつかっていそうなのに、なぜケアンズの方がオゾンがうすいのか?
かわいい度は3ですね。
ていうか、「オゾン層」という言葉自体、久しぶりに聞いた気がする。この問題はずっとあるはずなのに、今は脱炭素社会とか3R(リデュース、リユース、リサイクル)とか具体的な対策の話になってきて、オゾン層みたいな大きな原因が1つに限定できないようなぼんやりとした問題には注目しなくなったのかな。
昔は、「オゾン層の破壊が進んで皮膚がんになる」とか、「温暖化が進んで北極の氷がとけて海面上昇する」とか、宣伝されていたなぁ。
多分、そのころの質問。
子どもの知識なので、100%か0%に意見がふれがちなんだけれど、つまりは「問題を起こしている地域よりも別の場所で被害が大きくなるのはどうして?」という事だろう。それは、ひいては、今している面倒くさい分別ごみとか、飲みにくい紙のストローとかにつながっていくのだけれど。
今回、今どうなっているのかな?と思って調べなおしたら、たくさん出てきた。
そのうちの、ネットに公開されていたレポートをひとつ。
https://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2013/2013_07_0031.pdf
学者さんたちは、はやりすたり関係なく研究を続けているので、頭が下がります。
さて、結論。
オゾン層は破れたり貼りつけたりするような紙のようなものではなく、雲や霧、空気みたいにふわふわと地球上を動くかたまりです。
雨が降るときの「気圧が下がって」というのは「空気が薄くなって」ということ。そんな感じで、オゾンが空気の層の上の方に水に油が浮くみたいに浮いている。ただ、地球全体で同じだけではなく、雲みたいに上空の風で移動するので濃くなったり薄くなったりする。(資料では「対流圏」とある)
そうすると、瀬戸内海の香川の辺りにうずしおが出来るみたいに、上空でも空気の流れ方に決まりがあって、薄くなりやすい所がある。そこがケアンズ、というかオーストラリアの上空にあったということ。他にもある。たくさん。
地球規模で移動するものはオゾン層だけではなく、水(海水)、空気などいろいろとあるので、工場や生活で排出されたものはめぐりめぐっているということだな。ただ、被害がすべてそれ(人間の活動)が原因かというと、違うんじゃないか、とも思う。
46億年の地球の活動のほんのひととき生きている人間にわかることには限界がある、とも思う。そのためのデータとか、研究なんだけどね。自分に都合のいいところだけ取り出して大げさにいう人・会社が多いのは、そこに商機があるから。そのへんが判断できるようになるといいな。
もちろん、事実は事実なので、対策しようという取り組みはいいと思う。ただ、みんなが同じ方向を同じ熱量で見るのは難しいと思う。そこは多様性の理解をしよう。
・・・今回、思う、が多いな…
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