座ってないで、とぶよ

カタールW杯と世界一周のつづきに出発!2022年夏から再開です。目指すのは「車窓から」ただただ移動するのを楽しむというスタイルの旅でーす!→2023年1月帰国して日本をゆっくり満喫しております。

出発!国慶節、車窓は実りの秋~諸城で恐竜化石を見る!

まだ出会ってないけど、旅の目的はコレ。

ティラノサウルス、がおー

そう、大量の恐竜化石を見に諸城へ行く旅。

9月末、中国では国慶節という日本のシルバーウイークにあたる時期の休みがある。人は多いが向かうのは田舎。列車はボロい。いや、普通列車を選んだからだろうか。

ゆっくりと過ぎる車窓を眺めるために常に席は窓側を希望する。

待合室で列車を待つ人々

万里の長城を見に行った時以来の鉄道旅。青島駅は旅情があるなー。

町を出ると次第に景色は平たんになる。

線路は周囲より少し高いところを走るようになっており、ビルがないと目の高さよりも上には電線と空しかない。木が密集したところや赤銅色の屋根に薄茶色の壁の家が点在し、ほかは畑が多くなってきた。

日本と違って水が少ないのか畑にも道端にもむき出しの土がよく見える。ツタや雑草が生えない。

枯れた背丈の高いものはトウモロコシだろうか。ときには収穫後で茎だけで畑を占領している。赤い屋根の家が数件並んだところの十字路が黄色いのがちらりと見える。何度も通り過ぎるときに見て、収穫後のトウモロコシを乾燥中なのだとわかった。

収穫の秋です。(しかし、いつもの如く、写真はない)

出発前の列車

駅に到着後、バスを探す。

地図ではバスターミナルが近くにある。徒歩5~10分。だけど、そこじゃなかった。近郊バスは駅のロータリーの端っこだってさ。

確かに小さな市バスが2台とまっている。乗ろうとするも、バスに乗るにはいつものバスカードではだめだった。当たり前だけれど全国共通ではなかった。

しかし、小銭がない。いつもチャージ式のカード決済をしていて、2元がなかった。

外国人は、中国人なら当然持っている個人番号を持っていない。そのため、スマホ電子マネー決済の登録ができない。この時、はじめて知った。何度やっても無理な様子を見ていた運転手が、「もういいから、乗れ」と言ってくれた。

※この旅の後、必ず1元や5角の大量に入った小銭袋を持って旅するようになった。

出発してみると、ほとんど車通りのない片側2車線の4車線道路。

町までの4車線道路の路肩は広げたトウモロコシでいっぱいだった。ゴザを引いているわけでもない。アスファルトなので、後で回収しやすいのかな。照りつける太陽熱を吸収しやすいから乾燥しやすいんだろうな。田舎の秋を感じながらバスはゆっくりと町に入っていった。(つづく)

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