恐竜の化石が出るなんて、初めて聞いた時は耳を疑った。
諸城という町らしい。
アンモナイトや魚の骨の化石なんかは仕事柄、よく見るし、取れるところも日本でもそこそこにあるけれど、フクイリュウみたいな大きなのは思いもしなかった。草も生えていないような荒野にむき出しの岩場で発掘をして出てくるイメージだ。
しかし、行った子たちが口々に伝えてくる情報によると、フクイリュウよりも大きそうだし、化石が埋まっている壁があるらしいし、ティラノサウルスみたいなの以外にもトリケラトプスやブラキオサウルスみたいなのもいるらしい。それも、車で日帰りで行ったらしい。ちなみに下はアルゼンチノサウルス。世界最大。
ほんとに?
行くよ?すぐに。
という事で、すぐに3連休が取れそうな休日を探して鉄道と宿の予約。今回は当時の調べ方を以下に・・・
◎行程しらべ
まずは、地図で位置確認。
中国で使う百度地図はとても便利で、施設名をクリックすれば営業時間やお値段、そこへ行った人のコメントなどがあるので雰囲気をつかみやすい。町の中心からは離れるが、二カ所の土に埋まった化石を見られる場所があるようだ。一カ所は巨大な化石の埋まった壁にはさまれた道を歩けるところで、もう一カ所は地面に化石が埋まった状態でドームで囲み、周辺から見下ろすところだ。
© OpenStreetMap contributors
わかっていますよ。自然を見に行くとなると、町から離れていく覚悟はできていますよ。そこまではタクシーで行くとしよう。帰りはできれば周回バスが使えればいいな。
次は列車調べ。これまた、「どこからどこまでの公共交通」、で百度地図で調べるだけで利用可能な列車が全部出てくる。そこから鉄道公式サイトでの予約(手数料なし!)までできる優れもの。
Eチケットもあるらしいのだけれど、私たち外国人はパスポートを手打ちで改札で登録してもらわないといけないので、どのみち有人の改札を通る。乗りたい列車のページをスクショして駅の発券窓口で見せてチケットをもらった。
がんばれば始発で行って夜行列車で帰ってこれそうだったけれど、急ぐ旅は思い出が薄くなる気がするので回る場所を減らしてでも一つにかける時間を長くする。だから宿探しも必要不可欠だ。
宿探しも百度地図でできるけれど、そこは中国。赴任後すぐに教えられたのが「外国人は泊まれない宿がたくさんあるから気を付けて」ということだった。しかし、「外国人でも大丈夫」とは書いてない場合がほとんどで、特に安宿では明記されていない。
では、どうやって探すかと考え、思いついたのが前回の世界旅で利用していたMapsMeからのBooking.comに飛んでの宿探しだった。(この頃はまだ携程旅行の「外賓活用」を知らないので…。これも参考までに)
ここで、英語やほかの言語でコメントがあれば、外国人が以前に泊まったと分かる。北京と違い、とても田舎なので、ほとんど宿の表示さえない。手当たり次第に宿のページを見ても、「中国国民のみの価格」と注意書きがあるものも多い。
手ごわかったが、ちょっとお値段高めでならあったので、そこに決定した。
※ちなみに2019年は泊まれたこの宿、2022年は外国人不可になっていた。
※最近はCtripで酒店→詳細設定→下の方にある“外賓活用”に印を入れて探している。
・・・だめだ。
諸城記事のつづきはこちら。
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