座ってないで、とぶよ

カタールW杯と世界一周のつづきに出発!2022年夏から再開です。目指すのは「車窓から」。ただただ移動するのを楽しむというスタイルの旅でーす!

黄河の河口、湿地帯への片思いの日々

・ホワイトクリスマス


出発日の一週間前には、「クリスマス寒波が来て雪が降るだろう、数日は氷点下の冷え込みになるぞ」と各天気予報が伝えていた。が、前日のイブは寒いし雪はちらつくが、まだ路面に積もってはいない。これが明日の朝とけていたら出発、真っ白だったら延期と決めて床に就いた。

窓から見た雪景色

翌朝8時、カーテンを開けると真っ白。
中国に来てからタイヤをスタッドレスとかチェーンとか雪道対策をする様子を見たことがない。基本滑る。道路で立ち往生が許される空気感がある。天気予報では2日たてば最低気温でも氷点下はない。天気も今日から風弱く晴れマーク。

中国の予約サイトは車も宿も当日直前まで、予約変更無料で可能なものが多い。仕事では直前まで予定が決まらなかったり、2時間後に突然訪問すると連絡があって対応にバタバタしたりと困ることも多いが、自分が動く側となると、とても都合がいい。日本では許されないことが許される雰囲気、異文化、結構好き。2日ずつレンタカーと宿をずらして予約しなおした。

 

・足かけ2年の片思い、成就!

黄河口とデルタ地帯に興味を持ったのは中国に来て半年たった頃だった。あの頃はまだ、コロナもなく、車の免許を取ろうなんて気持ちもなく、ただ、地図を眺めていた。

日本でも有名な観光地で数日でパパッとのんびり見られるところを考えていた。桂林は遠い。九寨溝は1週間は欲しい。万里の長城は北京近くのは見た。司馬遼太郎の「坂の上の雲」にあった旅順港や大連の街並みも見てみたい、と思い地図上をウロウロしていた時に、煙台と旅順(大連)をつなぐ客船があると知ったのが始まりだったように思う。

これに乗れば、秋山真之が見た風景が見られるのではないか?と地図上を適当にクリックしていたら、出てきたのが真っ赤な夕日を背にした石油掘削機のシルエット。ロシアのウラル地方や黒海付近で見て以来だった。よく見ると広大な湿地帯になっている。

黄河河口地図

© OpenStreetMap contributors

「あ、黄河の!」そして、目線は海から陸へと移動し、東営という黄河の三角州(デルタ)に近い町を起点に公園までバスで行くプランを考えた。これが1年目の秋のこと。
自然を見に行く旅にベストシーズン調べは必須。秋の湿地帯に渡り鳥が来る時期がベストだが、休みが取れそうで、観光も楽しめる時期として一番近いのは次の5月だな、と結論を出して冬になったらコロナが来た。
2年目はどこにも行けず終わる。仕事はオンラインが半分以上を占めるようになり、人の行き来が不自由になる中、今できることは?と考えた挙句、車の免許を取ったのが2年目の夏のこと。

運輸局の窓口

そして、人との接触が少ない移動手段を得た私は、中国政府の方針や職場の行動制限の様子とふつうに暮らしている人たちの様子を見ながら、行ける日を待っていた。

大連-煙台の客船はしばらく乗れないだろう。せめて、数時間で行ける黄河の河口は見たい。

3年目の春、宿の予約をしようとしたら、外国人が泊まれるとチェックしていたホテルは軒並み泊まれなくなっていて挫折した。

3年目の秋はバスや宿を予約し終えた2日後に職場の行動規制があり、キャンセルした。

そして、今回、3年目の冬。宿の予約を入れては「書き忘れていたが、外国人は今は受け付けていない」と旅行会社を通して断られて、宿や行程を見直して再び予約を入れて様子を見て…としている中で出発日を迎えた。

つづく

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