なぜ下じきをひくと、紙がぼこぼこしないのか?
(予想)
なにかのあつ力?あつ力ってなんだ?
かわいい度は3ですね。
身近なところに疑問をもとうとがんばってひねり出した感が伝わってきます。ただ、ひねり出したので、興味を持っているかどうかを見るエピソードがない!と、ここまでなら、ひっかからないのですが、予想の、あつ力ってなんだ?で、ちょっとかわいくなりました。
筆圧(ひつあつ)を調整する練習として、エンピツを子どもの頃は使うように言われる。それを、うのみにして、圧力が関係する、とまではわかるわけ。でも、そもそも、あつ力を説明しようとしたら、わからなかったんだね。それがいい。
ここでの圧力は、エンピツを持つ手で上から押す力のことで、力の大きさは同じでも、面(鉛筆の芯)の大きさ(太さ)がちがうと、紙にかかる力が変わって、字のこさが濃くなったり薄くなったりする。また、柔らかいものだと押す力が紙をへこませようとする力にも使われて、その分、薄くなりやすい。
だから、固い下じきをしくことで、エンピツを押す力が、下のものをへこませようとする力になるのをふせぐ。また、紙と紙の間にあるすき間も押さえられてバネみたいに動くのを防ぐから、ボコボコしないんだね。
ちなみに、ボコボコを(極力)感じない方法がある。
出来るだけ速く凹凸の上を進むことだ。すると、慣性の法則で凹みで下がる重力よりもまっすぐ進む力の方が強くて、鉛筆の芯は上下しにくくなる。これ、車でも一緒なんだよね。
ただ、はねて進んだ先が深いへこみだった時に横転するけど。そして、そんな深いへこみさえもあるのがこの道なんだけど。