座ってないで、とぶよ

カタールW杯と世界一周のつづきに出発!2022年夏から再開です。目指すのは「車窓から」ただただ移動するのを楽しむというスタイルの旅でーす!→2023年1月帰国して日本をゆっくり満喫しております。

鉄道の硬座(便座ではない!)で中国をのんびり眺める

線路電線の滑車

NHKの番組で、関口(息子)さんが中国の鈍行鉄道旅をしているのを見て、ぜひやってみたいと思っていた。

ただ、北京までは遠いし都会の車窓の風景は面白くないかもと思い高鉄(新幹線)で、その後の山沿いの南下を鈍行で行くことにした。


後で知ったことによると、この南北に続く山は太行山といい、中国を平野部と山のエリアに分ける断層のへりに当たるらしい。そして、その奥にはもう一つ段があり、標高3000mを超える高山エリアがある、という3段階の大陸の構造は後日の読書の豆知識。

写真は二段目の境目で、奥が太行山、手前(低い所)から中原が始まる。

太行山飛行機から

鉄道旅は楽しかった。硬座は、先人に聞くと「固いよ」との返事があり、どれほどの固さか比較するために北京までを高鉄に乗ったという理由もある。痔にならないように発泡スチロールのクッションまで用意して行ったが…まあ、待合室の椅子くらいの固さだった。

鉄道待合室

高鉄の椅子は新幹線の椅子くらいの柔らかさで、硬座の4人の向かい合う席は飛行機のピーチの背もたれの薄さくらいの硬さなので、木のベンチや土の上でも十分に寝られる私としては、普通にクッションなしでもいけた。かさばるのに持ってきた手前、使ったけど。

 

あえて四人席をチョイス。

乗ってくる人は、普通のおじさんや学生の女の子などで、ふつうに入れ替わりが激しかった。しゃべれないので、ちょいちょい話しかけられるけれども、「日本人かー」でだいたい終わり。小さな備え付けのテーブルを巡って水筒の陣取り合戦があるくらいで、あとは笑顔で交流は特になかった。

車窓とお茶と

関口さんのぐいぐいいく強さが必要なのだと思った。中国人がいっぱい話すというのは先入観であり、人による、という当たり前の事がわかった。

つづく