座ってないで、とぶよ

カタールW杯と世界一周のつづきに出発!2022年夏から再開です。目指すのは「車窓から」ただただ移動するのを楽しむというスタイルの旅でーす!→2023年1月帰国して日本をゆっくり満喫しております。

お花畑を行く。高山病(頭痛)との戦いだった高原ドライブ①

 


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1.行く前に知っていたことは
仕事の飲み会で、とりあえず世間話としておすすめの旅行先を聞くようにしている。悲しいことに、他に盛り上がれる共通の話題がないからだ。お洒落も飲み屋も遊び場も、聞いても行ったこともないし行く気もないのがお互いにわかっていると、共通の話題はそこにある料理か別の話題をひねり出すしかない。

 

で、聞いた場所が甘南だった。ちょうど、黄土高原に興味を持って蘭州近辺を調べていたところなので、その話に出てきたドライブコースを行くことにした。幸い、道も舗装路で快適とのことだったので、一人でも行けるか?と地図を見ていたら山の中の不自然に曲がっている黄河を見られる場所にも行けそうだったので、行くことに決定した。

 

2.丘からは遠くに光る川、近くにお花畑
 桑科高原の野営地で見た朝の景色が忘れられない。


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高速道路を下りてからは暗闇のドライブだったので、光がないことから無人地帯である以外はわからなかった風景が、朝は窓の外に広がっていた。起伏に富む丘を草が埋め尽くし、うっすらと霧に包まれたどこまでも静かな朝。時折、近くの舗装路を観光バスが通りすぎていく。車のある側の窓からは蔵族の野営地の印なのか、入り口付近に立てられたピラミッド型の色とりどりの小旗がはためく。ダウンを着て寝たが電気毛布の暖かさが心地よく、布団から出られない。


しばらく布団をかぶって景色を堪能したが、寒さが尿意を促す。ここは野営地、6~8棟のテントの外側にトイレ小屋がある。トイレへの細い踏み固められた道を行くまでも、ひざ下くらいまで伸びた草が花盛り。

「ああ、だから“花摘み”っていうのかな」と、くだらないことを考えながらトイレへ。

朝露でズボンの袖はしっとりと濡れての到着だったが、さすがにトイレで濡れるのは嫌だったので、裾をまくってトイレットペーパーを準備して万全の戦闘態勢で臨んだ。事後には手ぴかジェル。

ええ、現代っ子なんです。


その後は野営地を散策。どのテントにもたくさんの人が入っていて、どうも数日の宿泊ではなく、暮らしている雰囲気がする。テント前にも私の車の近くにも草原の足とも言えるバイクが数台並んでいる。

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この花の種類、馬代わりのバイク…モンゴルでゲルに泊まった時とそっくりだ。ということは、高山植物か。相当、標高が高いんじゃないか?と思い当たる。が、今回は標高がわかるアプリを入れていなかったので、確かめることはできなかった。つづく

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