今、中国にいる。何の準備もせずに中国に来たものだから、日本のテレビは見られない。最近、VPN(virtual private network)につながないと、yahooニュースさえ見られなくなった。検索サイトはbing。もちろん日本のテレビが見られるチューナーの契約もしていない。
大晦日、旦那にzoomごしに紅白やNHKニュースを見せてもらった。なるほど。
今、中国の私の住むお宿もお客さんはまばらだ。こんな時には改装!とばかりに、数か月かけて工事の人が出入りしている。
景気のバロメーターといわれる便器の入れ替えが、壮観で…
隣が大部屋で、工事の途中でも特別な日だけお客を取るので、どんちゃん騒ぎになる。壁が薄いのです。たぶん、ふすま程度に。
こちらでは、「政府に政策あり、市民に対策あり」と言われるように、トップダウンで下りてくる指示の範囲で緩いところを探して動くのが当たり前だ。だから、周りの人がマスクをしていなくても、公安や警備の人など、「公の人」が注意しなくなると自然と自由な雰囲気となる。
人がどうしようと気にしない。だって、多民族・他宗教がすぐそばにあり、違うのが当たり前だから。主張を通そうとするのは「公」の仕事。民は隣人を“気にしない”という方法で受け入れる。異邦人にとっては暮らしやすい。
そんな中国国内で、職場の行動制限や「公」の指示に従いながらした旅行のお話。